喫茶店の窓際の席。
隣のテーブルでは、二人がひとつのメロンソーダを挟んでいる。
カウンターでは、マスターが豆を挽いている。
窓辺では、猫が寝ている。
通りの向こう、八百屋の軒先から、犬がこっちを見ている。
同じ午後を、何人もの目が見ている。
- 人ノートを開いて、隣のテーブルを見る。
- 猫日向で、あくびをする。
- 犬ガラスの向こうの、黒い水を不思議がる。
隣のテーブルで 見つけた景色
誰かの日常 僕の特別「喫茶店A」より

Album
NICHIJŌ
喫茶店の窓際の席。
隣のテーブルでは、二人がひとつのメロンソーダを挟んでいる。
カウンターでは、マスターが豆を挽いている。
窓辺では、猫が寝ている。
通りの向こう、八百屋の軒先から、犬がこっちを見ている。
同じ午後を、何人もの目が見ている。
隣のテーブルで 見つけた景色
誰かの日常 僕の特別「喫茶店A」より
窓際の二人 イヤホンを分け合う
シュワシュワ弾ける グラスの中の世界
メロンソーダ越し 見つめ合う瞳
僕のノートには まだ白紙の夏
彼らの会話は 聞こえないけれど
仕草で伝わる 小さな物語
ストローで描く ハートの形
僕の心にも 波紋が広がる
隣のテーブルで 綴られてゆく
誰も知らない ラブストーリー
僕は密かに 言葉を紡ぐ
この喫茶店で 生まれる歌
彼女の指先 泡を追いかける
彼の笑顔には 優しさが溶けてる
テーブルの上で さりげなく触れる手
僕のペンもまた 走り出す
グラスが空になり 近づく顔
言葉なくとも 通じ合う想い
僕は目をそらす 創作の手を止め
もう一度二人を そっと見つめる
隣のテーブルに 咲いていった
誰にも言えない ラブソング
僕は静かに 音符を置いてく
この喫茶店で 奏でる調べ
ふと気がつけば 日が暮れてく
二人の物語 幕を閉じる時
僕の中では まだ続いている
歌になるまで 言葉を探して
隣のテーブルで 見つけた景色
誰かの日常 僕の特別
心の奥で 響き続ける
この喫茶店で 生まれた歌
メロンソーダ色の 永遠の一瞬
君と過ごす午後 メロンソーダの色
グラスの中で踊る 幸せの泡
緑の海に浮かぶ 白い雲のクリーム
二人寄り添って 甘い時間
シュワシュワ弾ける 心のときめき
君の笑顔は まるでメロンの香り
冷たいグラス越し 温かい手
触れ合うだけで 世界が輝く
君とメロンソーダ 幸せの味
一緒に飲めば 愛が膨らむ
炭酸のように 心が弾んで
この恋きっと 永遠に冷めない
ストローで乾杯 未来に乾杯
二人で描こう カラフルな夢
溶けゆく氷と 溶け合う心
このメロンソーダ 愛の証
甘くて爽やか 君との時間
一口ごとに 恋の深まり
グラスの底まで 愛で満たされて
もう二度と 渇くことはない
君とメロンソーダ 幸せの色
一緒に飲めば 世界が踊る
泡のように軽やか 恋は弾む
この恋きっと ずっと続いてく
時には二人で 同じストロー
シェアする気持ち 分かち合う愛
最後の一滴も 大切な思い出
メロンソーダより 甘い二人の未来
君とメロンソーダ 幸せのしるし
一緒に飲めば 明日が輝く
グラス越しの君 瞳キラキラ
この恋いつまでも 爽やかなまま
木の扉が開く 柔らかな光
コーヒーの香りが 漂う店内
カウンターでは グラインダーの音
丁寧な手つきで コーヒー淹れてく
窓際のテーブル 緑色のグラス
仲良く寄り添う イヤホンの線
ページをめくる音 ペンを走らせる
それぞれの時間が 流れてゆく
午後3時の喫茶店
誰もが主役の小さな舞台
コーヒーカップに 想いを注ぐ
メロンソーダには 恋の味がする
言葉を探す人 ここにもいる
みんなの物語 重なり合う
レジの音がして 新しい客が
マスターの挨拶 温かな声
注文の声に 頷くだけで
いつもの一杯 淹れ始める
隅のテーブルじゃ 何か書いてる
時々顔を上げ 店内見回す
ため息こぼれて また書き始める
誰かの人生 歌になるのかな
午後3時の喫茶店
誰もが脇役で誰もが主役
一杯のコーヒー 丹精込めて
炭酸の泡に 想い弾ける
言葉を紡ぐ人 ここにもいる
小さな物語 交差してく
窓の外では 街が動いてる
でもこの店の中 時間が止まったみたい
それぞれの世界 大切そうに
みんな抱きしめて 離さないでいる
午後3時の喫茶店
誰もが作家で誰もが読者
苦いコーヒーに 人生を重ね
甘いソーダには 初恋を溶かす
新しい詩を書く人もいる
それぞれのドラマ 今日も続いてく
木の扉が開く やわらかな光
また新しい 物語が始まる
八百屋の軒先 私の定位置
通りの向こう 人の集まり
毎日同じ匂い 風に乗って
黒い水を飲んで みんな何してる?
通りの向こう側 ガラスの向こう側
人間たちの 謎めいた世界
尻尾を振ってる 私には見えない
何かがあるんだ あの箱の中に
朝はせわしなく 人が出入りを
昼はゆったりと 長居する人
夕方になれば また忙しそう
黒い水を飲んで 何が変わるの?
通りの向こう側 ガラスの向こう側
人間たちの 複雑な儀式
耳をピンと立て 聞こえてくる音
笑い声 時々ため息
たまに通る人 私を撫でてく
箱に入る前 少し笑顔に
野菜を買って行く人も 同じ顔
人間の幸せは 単純なのかな
通りの向こう側 ガラスの向こう側
人間たちの 不思議な集まり
鼻をヒクヒクさせ 匂いを感じる
幸せの香りが するような気がする
八百屋の野菜と あの箱から来る匂い
どっちもきっと 大切なものなんだ
私にはわからない でも感じる
人間たちの 小さな幸せを
窓辺で昼寝 日向ぼっこ
人は忙しい コーヒー飲んで
香りは良いけど 僕には関係ない
あくびが出るね のんびりと
にゃんとも楽しい 喫茶店
人は慌てて 僕はゆっくり
彼らが働き 僕は眠る
これでいいのさ 完璧さ
店主は豆を ひたすら見てる
お客は急いで コーヒー飲む
僕を撫でてよ とは言わないけど
たまにはいいかも 構ってね
にゃんとも楽しい 喫茶店
人は複雑で 僕はシンプル
彼らが悩んで 僕は眠る
これで十分さ 幸せさ
人間って大変 恋に仕事
でも気にしない 僕は猫だから
マイペースでいく それがコツさ
にゃんとも楽しい 喫茶店
人はせわしなく 僕はのんびり
彼らが頑張り 僕は休む
これが一番 幸せさ
また眠ろうか 明日も変わらず
毎日同じ それがいいのさ
古い喫茶店 扉を開けば
時が止まったような 懐かしい空気
新しいオーナー 少し違う味
でも変わらぬ椅子が 二人を迎える
君の横顔と 窓際の光
いつの間にか増えた 白髪が輝く
コーヒーカップの中 映る歳月
重ねてきた時間 積み重ねた思い
言葉よりも雄弁な 沈黙の会話
この場所で始まった 二人の物語
まだ続いている
メニュー見なくても いつもの注文
ミルクを二つだけ そっと置かれる
昔は色々 試した二人も
今は落ち着いた この味に辿り着く
小さなしぐさに気づく
互いの変化
それでも変わらない 心の温もり
コーヒーカップの中 溶け込む思い出
苦さも甘さも 全てが大切
目と目が合うたび 伝わる感謝
この場所で育んだ 二人の絆は
深く静かに
時には言葉も 必要ないほどに
分かり合える二人 でも伝えたくなる
「ありがとう」その言葉
何度も繰り返す 老いてなお 育つ愛
コーヒーカップの中 映る二人の姿
重ねた年月が 紡ぐ物語
言葉にできない 深い愛おしさ
この場所で見つけた 永遠の絆は
今も続いてく
君の部屋で 小さく流れて
気づかれないよう そっと鳴ってる
主役は君と 君の彼氏で
僕はただの 雰囲気作り
ボリューム下げられても
文句は言えないんだ
僕は背景 君のドラマの背景
セリフの邪魔を しちゃいけない
大切な場面 彩ってるのに
誰も僕のこと 覚えてない
君が泣く時 悲しい音色で
君が笑う時 明るいメロディ
君の気分に 合わせて変わる
でも君の心は 変わらないまま
スキップされても
また最初から歌う
僕は背景 君の人生の背景
いつもそばにいる 空気みたいに
君を支えてる つもりでいるけど
ミュートにされたら 存在しない
もしも音楽が なかったなら
君は寂しさに 気づくのかな
僕は背景 君のための背景
主旋律には なれないけれど
フェードアウトの その瞬間まで
君を愛してる ループ再生で
レトロな喫茶店 カウンターに座る
コーヒーの香りと 人々のざわめき
メニュー開いても 目に入るのは
ただ一つだけ ナポリタンの文字
隣のテーブル 恋人たちのデート
向こうではマスター コーヒー淹れてる
僕の頭の中 踊るのは
赤いソースの パスタの夢
ああ 食べたくなる ナポリタン
ケチャップの甘さと 玉ねぎの歯ごたえ
ピーマンの苦さも ソーセージの塩気も
全てが絡み合う 思い出の味
どうしても今 食べたいんだ
カップルはパフェを 仲良く分け合って
窓際の学生 レポート必死に書く
僕はというと ため息ばかり
頭の中は ナポリタン一色
フォークで巻き付け 口に運ぶ瞬間
想像するだけで よだれが出そうさ
幼い頃から 慣れ親しんだ
ソウルフードは ナポリタンさ
ああ 食べたくなる ナポリタン
懐かしい味が 今も舌を覚ます
バターの風味と にんにくの香り
全てが溶け合う 魔法の一皿
どうしても今 食べたいんだ
時代は変われど 変わらぬ味がある
ファストフードの波にも 負けない魅力
喫茶店の片隅で 今日も誘惑する
赤いパスタよ 君は永遠さ
ああ 食べたくなる ナポリタン
太めのスパゲティ アルデンテの茹で加減
粉チーズかけて 最後の一口まで
心満たされる 至福の時間
もう我慢できない 注文しよう
助手席のシートが いつもの角度で待っている
誰も乗せていないのに サイドミラーは斜めのまま
よく合わせた ラジオの番号
今夜は触れずに 通り過ぎる
コンビニで二つ買う癖が 抜けないまま
レジ袋が助手席で 軽く揺れる
覚えていないふりをして 同じ道を選んでしまう
高速の継ぎ目を ひとつずつ数えながら
笑い転げた肩の揺れを シートだけが覚えている
夜は一番 嘘をつけない時間
あの夜 行き先も決めず 朝まで走った帰り道
スピーカーの音量を 限界まで上げた瞬間
窓ガラスに残った 指のあとをなぞる
ふざけて結露に書いた くだらない落書き
信号待ちで揃った 二つの呼吸
今は片方だけが フロントを曇らせる
忘れたふりをして 同じ道を選んでしまう
ETCのバーが 開くたび 何かを通してしまう
君が叩いたダッシュボード その振動を覚えている
夜は一番 言葉をなくす時間
連絡が途絶えた理由なんて もう霞んで
ただ 車だけが 君を覚えている
ハザードを点けて 路肩に寄せた
泣くためじゃなく 追いつかれるために
覚えていないふりをして 同じ道を走ってしまう
出口の標識を ひとつずつ 見送りながら
助手席に積もる沈黙が 君の形をしている
夜は一番 君に近い時間
花びらの雨が降る物語の夜に
美しい悲劇に酔う心の渇き
遠い嘆きを鏡に映して
共感という名の蜃気楼
手を伸ばせば触れるのに
幻の橋を渡る想い
ガラスの箱に祈りを託して
見知らぬ顔に優しさを預ける
物語の翼で空を飛べると
その間にも花は枯れていく
水晶の向こうに揺れる遠い嘆き
言葉だけの雨を降らせて
実らない約束の種を抱きしめ
傷跡は靄の向こう側
目の前の手を握れば良いのに
長い迷路に真心を託す
ガラスの箱に祈りを託して
見知らぬ顔に優しさを預ける
物語の翼で空を飛べると
その間にも花は枯れていく
真実は風のように
静かに肌を撫でる
遠回りの道より
手と手の温もりの中に
今、扉を開け現実を見つめよう
自分の指先で紡げる温もりを
物語より儚い真実の花が
目の前で今も咲き続けている