Yo1ko2
『Blue Rose』ジャケット。鉛筆で描いた薔薇に、青い絵の具が一筆だけ

Mini Album

Blue Rose

2021.02.05 RELEASE
6 TRACKS / Yo1ko2

ページを更新していたら、達成していた。

目標の223%。
叫んだわけじゃない。泣いたわけでもない。
気づいたら、そうなっていた。

それが、このアルバムの始まりだと思っている。

2020年。コロナが、世界を止めた。

ライブが消えた。人が消えた。
「このまま活動が続けられなくなるかもしれない」

そんな状況で、クラウドファンディングを立ち上げた。

支援が集まった。目標の2倍を超えた。
支援してくれた方の名前を、ブックレットに刻んだ。
それだけは、ちゃんとやりたかった。

6曲ある。

Darling、三本の轍、ハナビラ、涙、Blue Rose、シルエット。

誰かとすれ違って、
初めて気づく自分がいる。
そういう経験が、曲になった。

交わったままの轍が僕に
足りないモノがあるよって 教えてくれてる

「Blue Rose」というタイトルは、
キプリングの詩からきている。

青いバラを求めて、
誰かが世界の半分をさまよった話。

青いバラはまだ、探している途中だ。
塗りかけの時間にしか
見えない色がある。

『Blue Rose』裏ジャケット。根を張る薔薇の茎と葉、曲目

TRACKS

  1. Darling歌詞

    朝の時間ゆっくり流れる
    香ばしい薫りに誘われむくっと起きるんだ
    夜とはかなり違うみたいだ
    気持ちも真逆だね
    Darlingもう一度だけこっちを向いてはくれないか
    この前の思わせぶりなキスは何?
    Darlingいつもそうだった鎖を外さずにそのまま
    飼いならされたペットみたいだ
    同じ場所に帰る
    Darling本当だね?ちっとも好いてはいないこと
    このままじゃ僕が今から君をやめるよ
    Darling虹色傘まだ返していなかったかな
    もう一度会わなきゃみたい
    あれおかしいな

  2. 三本の轍歌詞

    街の光笑い声に
    背を向けて気付く事もある
    自然に寄り添ったり
    ただ目をつむってみたり
    振り返るとあたたかくて
    そう思える事こそが宝物
    忘れない忘れるはず無い
    あなたとの出会いを
    真っすぐのびるこの長い道を
    なぜ通りたくなるんだろう
    交わったままの轍が僕に
    足りないモノがあるよって
    教えてくれてる
    足し算なら得意だけど
    多すぎると抱えきれない
    何で自分の事なのに
    まだわからないんだ
    何者かがわかる迄に
    どれくらいの時間がかかるだろう
    僕は強くなりたい
    自分を知るために
    不思議なんだ
    この真っすぐな道を
    なぜ通りたくなるんだろう
    交わったままの轍が僕に
    足りないモノがあるよって
    教えてくれてる
    大好きなんだ ah
    優しいこの道が
    1人じゃ決して作れない
    向かい合わせのあなたがいて初めて
    僕の隙間を埋めてたんだ
    幼い頃の

  3. ハナビラ歌詞

    ひとつだけひとつだけ大切に
    心から守りたいものがある
    いつまでもそんなこと言えるほど
    僕たちは子供でいれなくて
    さよなら言えばこれからの二人は
    歩き出せるはずだった
    それなのにまだこんなところで
    なにしてるんだろう
    一枚のハナビラ川を流れ
    渦を巻く岸辺に迷い込んだ
    抜け出せずくるくる回る様は
    まるで僕のようで
    君に溺れたまま
    一人だけ一人だけ残された
    思い出にすがるほど孤独を知る
    ありふれた恋ありきたりな別れ
    わかってはいるけど
    あまりにもよくできた別れは
    ほら逆に痛い
    一枚のハナビラ濡れた石に
    張り付いて風が乾かしてゆく
    時が過ぎればこの記憶さえも
    薄れてゆけたなら
    いつかまた誰かと
    吹き荒れる春の始まりの風
    僕の背を叩くように励ました
    振り向けばごうごう耳に騒ぎ
    その中で微かに君の声が
    一枚のハナビラ見えないほど
    遠くまでうまく空に流れた
    風に乗せられた先が見えなくても
    それも悪くないと
    ハナビラが教えて
    くれている気がした

  4. 涙歌詞

    西へ沈む太陽の光
    何が君にとって幸せなんだろう
    自分勝手な答え探して
    無理矢理君を無くそうとして
    思い出に浸るには
    長い時間をかけすぎた
    私はもう壊れそうよ
    離れる事を許して
    人は誰に教わる訳でもなく
    愛された事を覚えているから
    朝もやが君を隠しているなら
    朝日となり照らすと今誓うから
    隣歩く君の影に
    取って代わるものを探してたんだろう
    頭の真ん中には
    もうそこには置いておけないの
    止まったままの秒針は
    離れる事で動くの
    人は誰に教わる訳でもなく
    愛された事を覚えているから
    夕立が君を濡らしているなら
    虹となる少しでも上を向けるように
    君の記憶そのものが私なの
    薄れれば薄れるほど遠くなるから
    花束が恋しくなる白い季節に
    会いに来て会いに来て

  5. Blue Rose歌詞

    もがくように君は 暗闇に指先染めて
    触れてもいない未来恐れて
    ただ肩すくめる

    チクチクと芽吹く好奇心 ココロの隣で
    腰下ろして見つめている
    徒然なるまま

    狭間に揺れる君の思いは
    揺り戻す前 一瞬の静寂か
    うまずたゆまず身を任せて
    花に託したいつか纏う青に

    夢に憩う恋螢
    今はまだ水面を舞う
    「可惜夜に何を想うの?」
    漂う光を眺め

    またそこで君は 泡沫の不安抱えて
    月夜照らす蕾にまだ
    目を配れなくて

    滲む青さが夢を語る
    何かめがけ飛ぶひとつの光

    人生で咲く帰り花が
    君にとっての今がその花だ

    夢を追う恋螢
    まっすぐに青に向かう
    「可惜夜に何を想うの?」
    近くの光を眺め

    夢に憩う恋螢
    青いバラの蕾で憩う
    「可惜夜に何を想うの?」
    空に舞う風花は
    君の帰り花と同じ色になり
    いつかその肩に触れるから

  6. シルエット歌詞

    思いもしなかったんだよ まさか君とこうして歩けるなんて
    長い夢なら 覚めずこのまま
    二人出会った日から今日まで どれだけ悲しませたかわからないね
    でもね二人で 育てた優しさがあるから
    君のパパと 君のママに ひとつだけ言っておきたい事がある
    これまでの傾向だと 僕の方が泣かされる事が多い気がするんです
    僕らのシルエットが 二人じゃなくて ひとつと呼ばれるように
    寄り添い過ごしていきたいと思うんだ
    君は素敵だから 今のうちにもう予約しとくよ
    次に生まれ変わったとしても君を選ぶよ、愛してる
    そりゃ君も 女でしょうから感情的にあたる事もあるでしょうね
    それでも 僕は受け入れる覚悟であります
    君の声が 届く範囲であれば すぐに飛んでくと思うけど
    男には男の付き合いってもんがあるんだ
    そこんとこ少しだけよろしくね
    僕らのシルエットが 二人じゃなくて ひとつと呼ばれるように
    寄り添い過ごしていきたいと思うんだ
    君は素敵だから 今のうちにもう予約しとくよ
    次に生まれ変わったとしても君を選ぶよ、愛してる
    もしも君がよければ僕の事も予約してくれませんか
    生まれ変わったとしても
    一緒になれるように
    僕らのシルエットが 離れないように ひとつでいられるように
    寄り添い過ごしていきたいと思うんだ
    君は素敵だから 今のうちにもう予約しとくよ
    次に生まれ変わったとしても君を選ぶよ
    愛してる

SHORT STORY

『青い薔薇』の咲くころに

このアルバムのために書いた短編 / 全8章

風が吹く。十五歳のトラバントの住む小さな村に、山から流れおちてくる美しい風が吹き渡る。トラバントは、栗色の巻き毛と、空色の瞳を輝かせながら、村の一角を走っていた。風車小屋が無数にある村の隅に、トラバントの住む家はある。青い屋根で、広い庭のある、小さな家だった。

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CD

Blue Rose

6曲入り / ¥2,750(税込)
YK0004 / 2021.02.05